JR西日本は、防犯カメラの画像を解析し、飲み過ぎた人や不審者を自動的に検知する「遠隔セキュリティカメラ」を三ノ宮駅(兵庫県神戸市)に12月上旬に導入する。危険につながる前兆行動や異常を係員に知らせ、転落事故やテロを防ぐという。 防犯カメラの画像を解析し、大きく蛇行しながら歩いている人やベンチに長時間座りこんでいる人、ホーム上の混雑具合、不審者の置き去り――などを自動的に検知し、通常と異なる動きを監視センターの係員に伝える。危険性があれば駅に直接連絡し、迅速な対応につなげる。 これまで京橋駅、新今宮駅(大阪環状線)に同様のシステムを導入し、事故防止の効果があると判断。三ノ宮駅を皮切りに、乗降客数や転落事故が多い京阪神エリアの駅に順次導入していくという。 関連記事 その名も「どこでもドア」 三菱重工が新型ホームドア開発 扉数が異なる列車に対応 扉数・扉位置が異なる列車に正確に対応する改良型ホー