暑い季節は食中毒の発生が懸念されますが、東京都が行ったアンケート調査によるとカレーを鍋のまま保存する人が半数近くに上るなど、食中毒対策への理解不足が明らかになり、専門家は正しい知識をもとに対策を講じるよう呼びかけています。 都健康安全研究センターの実験によりますと、調理したカレーに1グラムあたり1000個の食中毒菌が残っていると、室温のまま冷ました場合は、5時間後に100万個以上に菌が増えた一方、2時間で急速に温度を下げた場合は、5時間後も食中毒菌は増殖しなかったということです。 これについて栄養学が専門で東京 渋谷にある服部栄養専門学校助教授の安保有利子さんは「カレーのようにとろみがあって冷めにくい食品の場合は、容器に小分けにすると早く冷やすことができる」と指摘しています。 そのうえで、いわゆる「一晩寝かせたカレー」で増えやすい食中毒菌のウエルシュ菌は空気を嫌うため、温め直す場合には、電
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