Haskellコミュニティでは、ネットワーク関連を担当。 4児の父であり、家庭では子供たちと、ジョギング、サッカー、スキー、釣り、クワガタ採集をして過ごす。 前回は「QUICバージョン2」について説明しました。アップグレードの例として、クライアントとサーバ共に、バージョン1もバージョン2もサポートしている場合を考えます。互換性の観点からクライアントは、バージョン1でコネクションを張ろうと試みるでしょう。サーバはハンドシェイクの際に、バージョン2をサポートしていることをクライアントへ伝える必要があります。今回は、このようなバージョンを交渉する仕組みについて説明します。 バージョン・ネゴシエーションの復習 忘れている方も多いとは思いますが、実はすでに「ネゴせよ」でバージョン・ネゴシエーションについて説明しています。バージョン・ネゴシエーションに使われるVersion Negotiationパケ