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ブックマーク / somethingorange.net (17)

  • ゴシップ好きは放置して、「ただの小説」として『KAGEROU』を読もう(ブログ版)。 - Something Orange

    齋藤智裕もとい水嶋ヒロのデビュー作『KAGEROU』読んだよ。 KAGEROU 作者: 齋藤智裕出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2010/12/15メディア: 単行購入: 12人 クリック: 1,620回この商品を含むブログ (196件) を見る 発売日に小説を読み終えるなんていつ以来だろ……。で、感想は以下。 ま、ぼくの評価はここに述べた通りなのですが、某大手ラノベブロガーから「いいからブログにもまとめやがれ」と指令が下ったので、仕方なくここにも書くことにします。いやまあ、ハバツに属していない身は立場弱いのよ。 で、人気絶大な若手イケメン俳優水嶋ヒロのデビュー作として話題騒然の『KAGEROU』であるわけですが、ぼくの感想は上に書いたとおり「良くも悪くも平凡な小説」。 天才的な閃きとか、異常にとんがったセンスとか、過剰な悪ふざけとか、ひとを激怒させるような強烈な個性とか、そういっ

    ゴシップ好きは放置して、「ただの小説」として『KAGEROU』を読もう(ブログ版)。 - Something Orange
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    y883p2 2010/12/16
    『作品を「ただの一作の小説」として見ず、あらかじめ作品世界を否定する心で読みはじめるひとのほうがよほど問題』
  •  小学校2年生の作文に泣かせられたよ。 - Something Orange

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  • すべての新人賞には第0次審査落ちがある。 - Something Orange

    ひさしぶりにまともな更新です。いいかげんもうブログの書き方を忘れているわけですが、リハビリとして新人賞の話でも書きましょう。題して「すべての新人賞には第0次審査落ちがある」。 釣りタイトルのようにみえて、その実、ほんとの話。多くの小説漫画などの新人賞では第1次審査、第2次審査、第3次審査、などと関門があるわけですけれど、そのまえに「第0次審査」があるということですね。 つまり、原稿を出すまでが「第0次」。この「第0次」で落ちているひとは少なくないはずです。ようするに、原稿を出すこともできずに終わっているということですね。 その理由はもちろん、色々と考えられます。単純に書くのが遅くて間に合わなかったとか、規定枚数をオーバーしてしまって出せなかったとかね。 ただ、それ以上に多いのは自意識の問題で出せなかったひとではないでしょうか。つまりまあ、どんな作品も出しさえしなければ落選しないわけです。

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  • オタクがオタクのなかで孤立する時代。 - Something Orange

    同じ新潟市在住ということが判明したので、「自問自答」のRy0さん(id:jimonjitou)と呑んできました。 ふだんはオフ会などでも少人数で長く喋ることはむずかしいのですが、この日はたった3人で6時間にわたってオタクトークしました。楽しかった! 当然、色々な話が出たわけですが、なかでも興味深かったのは、現在の若いオタクたちの実相。いまの大学では、たとえば野球や音楽の話題などに混じって、普通にアニメの話が出て来る、オタク文化の大衆化はそこまで進んでいる、ということでした。 へえ、うわさには聞いていたけれど、当なんだ。ただ、そこで出る話題は、やっぱり薄い、『らき☆すた』とか『けいおん!』とか、だれが可愛いとか萌えるとか、そういう話がメインであり、少し踏み込んだ話をすると浮く、と。 なるほど、わかるわかる。ある意味、予想通りですね。 その話をきいて思ったのは、昔のオタクが一般人のなかで孤立

    オタクがオタクのなかで孤立する時代。 - Something Orange
  • 富士見ファンタジア大賞ちょっといい話。 - Something Orange

    自分が関わる話を自分で「ちょっといい話」とか書く時点でツッコミどころ満載ですが、ま、でも、ほんとにちょっといい話なので、読んでやってくださいな。 さて、まずは前提。このたび、ぼくが運営するグループブログ「ライトノベル新人賞に応募しよう!」(id:count-zero)の参加者である入江君人さんが、富士見ファンタジア大賞大賞を受賞されました。 ファンタジア大賞といえばなかなか大賞が出ないことでその筋では有名な賞です。あの『スレイヤーズ!』ですら大賞は取っていません。その賞をみごと射止めたのだから、これは偉い。すばらしい。賞賛に値する。入江さん、当におめでとうございます。 スレイヤーズ 1 (ファンタジア文庫) 作者: 神坂一,あらいずみるい出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2008/05/17メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (42件) を見

    富士見ファンタジア大賞ちょっといい話。 - Something Orange
  • いまさらながら〈戯言シリーズ〉を語りたおしてみるよ。 - Something Orange

    ペトロニウスさんが〈戯言シリーズ〉の面白さがわからないと言っているので、少し解説してみる。 もっともぼくが『クビキリサイクル』や『クビシメロマンチスト』、『クビツリハイスクール』を読んだのは既に数年前のこと。記憶があいまいな点も多々あるので、うっかりいいかげんなことを書いてしまうかもしれないが、そのときはツッコミよろ。 さて、『クビキリサイクル』に始まる〈戯言シリーズ〉は、いまに至るも西尾維新の代表作である。 正直、『化物語』が楽しめて〈戯言シリーズ〉が全然おもしろくないというのはよくわからないのだけれど、あれですかね、あの青臭く殺伐とした空気を受け付けないのでしょうかね。それとも、ミステリ仕立てになっているせいでしょうか。 該当記事のコメント欄でid:genesisさんが詳しく解説している通り、西尾は初めミステリ作家として登場し、周囲もかれをそう遇した。 しかし、当時流行っていたエロゲ系

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    y883p2 2009/06/15
  • 真実はここにある。『カタハネ』。 - Something Orange

    西の空に月が仄かに白くなりつつある頃、「カタハネ」と題されたその物語を終えた。 ぼくはとうに冷めてしまった珈琲を啜りながら、一人、小さく手を叩いた。拍手するに値する作品だ、そう感じた。 初めはそれほどの出来とは思わず、他愛ないファンタジィに過ぎないと考えていた。しかし、どうやらそれは誤りだったようだ。 その証拠に、物語が終わり、スタッフロールが流れた始めたその瞬間、切ないような余韻が胸を満たした。最も優れた物語が幕を閉じるときだけに感じる、曰くいいがたい想い。 そのふしぎな余韻は、夜明けが都市を明るく染めても、日没が世界を暗く閉ざしても、去ることはなかった。そして一日。ぼくはようやくその想いから醒め、この文章を綴っている。あなたに、この作品のことを伝えるために。 さて、どこから語りはじめたものだろう。物語の初めからか? 背景を成す世界の在りようからか? 否、つくり手の工夫に敬意を表して、話

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    y883p2 2009/05/27
  • 文章を綺麗に見せる九つのテクニック。 - Something Orange

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    y883p2 2009/05/24
  • いまのライトノベル業界は悪くないと思うよ。 - Something Orange

    ライトノベルに携わる人々は今一度「風と共に去りぬ」を読むといい」を読んだ。 要約すると、「ライトノベルは読みやすさを重視するあまり、小説来の魅力である苦みを軽視している。それでは読者に飽きられてしまう。だから、たとえば『風とともに去りぬ』に学んで小説来の魅力を勉強するべきだ」という内容。 まず、id:skerenmiが既に書いていることだけれど、「暗さや苦さや重さが作品中で重要な役割を果たすライトノベル」はふつうに存在します。 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) 作者: 桜庭一樹,むー出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2004/11メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 847回この商品を含むブログ (501件) を見る ブライトライツ・ホーリーランド (電撃文庫) 作者: 古橋秀之,前嶋重機出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2000/01/0

    いまのライトノベル業界は悪くないと思うよ。 - Something Orange
  • 不用意なネタバレは何を奪うか。 - Something Orange

    ネットで色んな所を見て回っていると、特に新作の感想周辺で、ネタバレ踏んだだの何だのという話に出くわす事がある。 見かけるたびに思うのが、ネタバレって、そんなに警戒するほどのものだろうかという事。 だからといって嫌がる人にネタバレを踏ませよう等とは微塵も思わないけど(自分で書くときはネタバレ注意って警告しているし)、そんなに警戒する必要があるのか、とも思う。 作品の種類によってネタバレによるダメージが違う事は十分承知の上であえて言うけど、ネタバレらった程度でつまらなく感じてしまうような作品は元々たいした物じゃない気がしている。 Ever17のようなゲームは、ネタバレによるダメージが大きいだろうけれど、そうじゃない、例えば人間関係がどう推移していくかに重点が置かれた作品などは、ネタバレなんて大した問題じゃないと思う。 「ネタバレはそれほど警戒すべきなのか」 ネタバレしててもおもしろいものはお

    不用意なネタバレは何を奪うか。 - Something Orange
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    y883p2 2009/03/13
  • 批判と中傷を見分ける7つのポイント。 - Something Orange

    阿呆は何時も彼以外の人々を悉く阿呆と考えている。 芥川竜之助 毎日、ネットで大量に文章を発表していると、自分の書いた内容に対し、様々な意見を受け取る。 ときには元の文章の数倍、数十倍という分量になることすらある。賞賛や賛同を示すものもあるが、異論、反論なども少なくない。 まあ、少なくないのはぼくの不徳のいたすところかもしれないが、とにかく賛成意見ばかりではないことはたしかだ。 そのなかには渋々受け入れざるを得ない的確な批判もある。反対に、誹謗中傷としかいいようがない代物もある。 しかし、それはぼくがかってに批判と思い、誹謗と感じているだけのことであって、「批判」と「誹謗中傷」を明確に分かつことはなかなかむずかしい。 そこで、今日はぼくが考える「公正な批判」の特徴について書いておくことにした。裏返せば「根拠なき誹謗中傷」の特徴でもある。ネットで誰かに批判されたときなどに役立ててくれたらうれし

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  • 『Q.E.D.』ドラマ化! - Something Orange

    平凡な女子高生と天才少年のコンビが難事件を解決していくミステリーマンガ「Q.E.D 証明終了」がテレビドラマ化されることが決まった。09年1月8日午後8時から毎週木曜、NHK総合で放送される。全10回予定。主人公の水原可奈をアイドルグループ「モーニング娘。」の高橋愛さん(22)が演じる。 「Q.E.D:格推理マンガがドラマ化 主演はモー娘・高橋愛 NHKで09年放送へ」 おお! sさんよろこべ! って、主人公はどう考えても燈馬くんだろ。大丈夫なのかなあ。 Q.E.D.証明終了(1) (講談社コミックス月刊マガジン) 作者: 加藤元浩出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/12/14メディア: コミック購入: 2人 クリック: 43回この商品を含むブログ (67件) を見る

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  • 「読み」を共有しよう。 - Something Orange

    今日したことを書く。 自分で思ったことをブログに書く。 見つけたニュースを紹介する。 「読んでもらいたい」「知ってもらいたい」「感想が欲しい」「情報を広めたい」などなど、ネットにアウトプットする理由はさまざまであれ、結局のところ発信者と受信者で共有知を形成する行為だと思っているのです。 「ネット上で発信することは、共有知を形成する行為」 書評サイトも一種の共有知だといえるかもしれない。 「書評」というと、一方通行に情報を送りつけるイメージだけれど、じっさいにはネットでの「書評」は双方向的な性質を兼ね備えている。 あるひとがある作品の書評を書けば、何かしら反応が返ってくることは多い。それはかならずしも同じ意見のもち主からの共感のメッセージではなく、異なる「読み」のもち主からの異論や反論だったりすることもある。 しかし、そういう複数の「読み」を参照することで、ぼくらは、ひとつの作品を多角的に眺

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  •  このライトノベルが買いづらい! - Something Orange

    高校2年生の男です。 僕のクラスとかでもライトノベルの原作マンガや少女系マンガを読んでる友達が結構います。僕も最近ライトノベルに興味があります! そこで「灼眼のシャナ」や「まぶらほ」などの小説を読んでみたいんですが、どうもレジに持って行きづらいのは僕だけでしょうか? 表紙のほとんどが少女系なのでつい抵抗があります! そういう小説を買った事がある方いますか?抵抗ありましたか? アドバイス下さい! ――「ライトノベル購入時」 たしかに、買いづらい表紙ってあるよね。 ここで例に挙げられている『シャナ』とか『まぶらほ』はもろに萌え系の絵柄なので、そろそろ三十路に近づいた身としては買いにくくないこともない。 灼眼のシャナ (電撃文庫) 作者: 高橋弥七郎,いとうのいぢ出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2002/11/08メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 72回この商品を含むブログ

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  • エロゲを小説と比べるな。 - Something Orange

    タイトル通り、エロゲの文章をそのまま小説と比較しても無意味だよね、という話。 この場合のエロゲとは、いわゆるノベルゲーム(画面全体に文章が表示されるゲーム)を含むアドベンチャーゲーム一般を指す。 ネットには、エロゲの文章部分を抜き出し、良いの悪いの上手いの下手だのと語るひとが少なくない。しかし、ぼくなどはそれ全部まとめて無意味じゃね、と思ってしまう。 あたりまえのことだけれど、エロゲは小説ではない。だから、小説を評価する基準で評価することは出来ない。 もちろん、エロゲの文章にも、エロゲの文章なりの巧拙はあるだろう。しかし、その基準は小説の基準と同一ではあり得ない。 エロゲの文章は、あくまでも映像や音楽、またゲーム要素によって補完されることを前提としたものだからである。漫画から台詞だけを抜き出して巧拙を語ることが無意味であるように、エロゲから文章だけを抜き出して良し悪しを問うことも無意味だ。

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  • 個人サイトで「つまらなかった」と書く必要はない。 - Something Orange

    しかし、俺と同じことを感じるけど、まだ買ってない人もいるわけよ。「レビュー見て決めよう」とか、「評判だったら買おう」とか、そういう人もいなくはないと思うんだよ。マンガブログ読者なんて、そうなんじゃねえの。 そんで、仮にさ。俺がクソつまんないと思ったマンガが強烈にプッシュされてたとする。べた褒めされてたり、買うべきみたいに書かれてる。いや、それはその人の感じ方だからいいんだ。そのブロガーどうこうは思わない。 いいんだけど、でも、俺は俺で「いや、つまんねえよ」と言うべきなのかもしんない。別にどっかの誰かが失敗しても俺には関係ねえんだけど、でも、つまんないと思ったんなら、つまんないと書くべきなんじゃないか。 「つまんねえマンガはつまんねえと言うべきなのか問題。 」 自分が冷静且つ客観的に、そして広範な知識のバックボーンを以て「批評」する分には良いかもしれないけど、「感想」として書くなら不要でしょ

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