JR西日本の男性運転士が1日に業務上の移動のため乗り合わせた関西線のワンマン列車内で運賃箱に腰掛け、実際に運転していた運転士と雑談していたことがわかった。社内規定には違反していないが、JR西は「乗客に不快を感じさせる行為」として、2人に勤務態度について指導した。 JR西によると、乗車していたのは、関西線の加茂(京都府木津川市)―柘植(三重県伊賀市)を結ぶワンマン列車で、運賃箱は運転席の隣にあった。 JR西は「2人は『(線路に出てくる)動物に気をつけよう』『今日はお客さんが多い』といった話をしていた」と説明した。居合わせた乗客によると、運転中の運転士は会話しながら隣を度々見ていたという。 JR西の担当者は「普段からお客様が不安を感じることがないよう指導している。2人には会話を慎むことと、運賃箱に腰掛けるような執務態度について厳しく指導した」としている。