直線を向いてからは、上位3頭の力勝負に。最後はサトノダイヤモンドが外から差しきって1年を締めくくった。 一年を締めくくるグランプリにふさわしいスターホースが揃った第61回有馬記念(12月25日、中山芝2500m、3歳以上GI)を制したのは、1番人気に支持されたクリストフ・ルメールのサトノダイヤモンド(牡3歳、父ディープインパクト、栗東・池江泰寿厩舎)だった。 逃げ宣言をしていたマルターズアポジーがハナを切り、武豊のキタサンブラックは5馬身ほど離れた2番手を進んだ。 サトノダイヤモンドは、そこから5、6馬身遅れた中団の外目につけた。 「外枠だったので、先行馬をある程度行かせたポジションをイメージしていたのですが、思っていたよりちょっと後ろでしたね」と池江調教師。 1000m通過は1分1秒0。速くも遅くもない平均ペースだ。 武豊が口にした「あのワンプレーだけが」。 2コーナーを回りながらサトノ
![キタサンが屈したサトノの組織力。凱旋門賞ではチーム日本で勝利を。(島田明宏)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1a0b0429450d04eb4e690578b013ffef79d7bdde/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2F7%2F-%2Fimg_b7b340c8466f0191b69ed109bd5117c0131736.jpg)