図書館情報学の窓から 「図書館情報学」というあまり聞き慣れない学問。実は,情報流通の観点から医学の発展に寄与したり,医学が直面する問題の解決に取り組んだりしています。医学情報の流通や研究評価などの最新のトピックを,図書館情報学の窓からのぞいてみましょう。 [第3回]medRχivの挑戦 医学分野対象のプレプリントサーバーの登場 佐藤 翔(同志社大学免許資格課程センター准教授) (前回よりつづく) 2019年6月5日,医学分野(medical and health sciences)を対象とするプレプリントサーバー「medRχiv」(https://www.medrxiv.org/,図)の設立が発表されました。設立者は米イエール大の研究者らと,生命科学分野のプレプリントサーバー bioRχivを運営する米コールド・スプリング・ハーバー研究所(以下,CSHL),そしてBMJ誌の発行元として
あらゆる分野と地域でデータを最大限に利活用していくことは、Society5.0が目指す知識集約型社会の鍵であり、だれもがデータを利活用できるインクルーシブな社会の実現につながります。そのような「データ活用社会」を創成するには、知識集約の中核を担う大学・研究機関をハブとした、幅広い用途に使える基盤環境の整備と、データを解析したい人と解析技術・公開データを結ぶ人的環境の形成を全国レベルで促進することが重要です。本シンポジウムでは、米国ミシガン大学での取り組み、国内の最先端基盤環境、ならびに、さまざまな地域や分野でのデータの利活用の取り組みの講演とパネルディスカッションを通して、より良いデータ活用社会の創成に向けた取り組みを広く社会に発信するとともに、そのあるべき姿について参加者の皆様と共有してまいりたいと思います。
ORCIDは、7月26日、オーストリアにORCIDコンソーシアムが設立されたと発表した。 6月13日に、ORCIDオーストリアの設立イベントをウィーンで開催。ドイツコンソーシアムからの、ORCID統合に関する経験やAPIの利用例、助成金申請におけるORCIDの活用事例、ユーザーフレンドリーなシステム開発の重要性などについて情報を共有したという。 また同イベントでは、ガバナンス、会員モデル、機関レベルでのORCID導入などを盛り込んだORCIDオーストリアコンソーシアムの共同原則書や、2021年までの目標なども発表されたという。 [ニュースソース] Austria launches its ORCID Consortium ― ORCID 2019/07/26 (accessed 2019-07-31)
2019年7月26日、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)は、出版社向けにデータポリシー実装のための実践的な助言を紹介したブログ記事“Implementing a data policy: a how-to guide for publishers”を公開しました。 同記事はデータリポジトリDryadのBoard of DirectorsであるFiona Murphy氏らにより執筆されています。近年、オープンデータやデータの“FAIRness”に関して、様々な国際的なイニシアチブや出版社がポリシー、プロトコル等を展開していることを背景に、こうしたリソースから得られた出版社向けの実践的な助言を行うという内容です。 記事では以下の6点がデータポリシー実装に当たって実践的な方法として挙げられています。 1.データセットに対するDOI、著者に対するORCIDなど永続的識別子の使用を奨励するこ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く