冷凍ギョウザをはじめ中国製食品で相次いで殺虫剤混入が明らかになった問題で、国内では中国で殺虫剤が混入したことが濃厚との見方が大半だ。しかし、中国では「日本に責任がある」という主張が広がっている。ネット上では、「日本は謝罪すべきだ」「日本側が国内で農薬が混入したことを認めたはずだ」といった書き込みが出始めている。 「日本人が毒物を混入した」との「誤解」が強まる 日本側からすれば、中国国内での殺虫剤混入は当然といえば当然。大阪府枚方市のスーパーから回収された未開封のギョーザのうち2袋から、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出され、そのうち1袋は、包装袋の内側と外側から検出されたが、袋は完全な密封状態だった。それに加え、殺虫剤が日本で流通したものでないことが明らかになっている。さらに、日本各地の冷凍ギョーザや天洋食品以外の中国製食品でも「メタミドホス」などの殺虫剤が検出され、中国側の製造段階に