私は、オタク女子研究の内容や、ネットの様々な書評などなどから、作者の杉浦由美子氏は擁護されるべきであると判断した。 なぜそのような結論にたどり着いたのか。 まず、私はこの本を読んでいる最中、数多い突っ込みどころのなか、次のような文章に出くわした。 男性向けの官能小説は、「教師」「人妻」「女医」といった現実の街の中にいくらでもいる職業の女性をテーマにしています。それは「自分でも体験できそうなセックス」「身近な題材でリアリティのあるエロス」が求められているから。 (「オタク女子研究 腐女子思想大系」 杉浦由美子 原書房) 志村ーっ!ゲドマガゲドマガーっ!! リアルかーっ!ゲドマガがリアルかーっ! ※参考リンク http://www.microgroup.co.jp/novel/2d/ そう心の中で叫んだ瞬間、脳内なるほどくんが「発想を逆転させるんだ」と言ってきた。 そうだ、おれはリスペクト精神
『オタク女子研究』は、あからさまに間違いだらけであることによって、「腐女子」に対し、自らの正史の不在を印象づけた、と言えそう。その点、皮肉ではなくこの本のプラス面だと思います。今後、本書を反面教師としつつ多彩な正史が批判者によって綴られていくに違いないわけで、それを思うと、ちょっとわくわくしたり。 僕も、自分が確信できる範囲での事実を差し出すことぐらいは、できるかも知れません(ところで。三崎氏が指摘する通り、確かに石原郁子は「映画芸術」の編集長ではなかった…が、それもあくまで、「有限会社編集プロダクション映芸」の発行物として知られる「映画芸術」にかぎっての話。たとえばミニコミで「映画芸術」なる本が存在し、それを石原郁子が編集した…という可能性はないわけじゃない。そして、もしそんなミニコミなりがあったとして、そのことが杉浦氏において、より有名な「映画芸術」と混同されたのだとしたら、「オタク女
「オタク女子研究」への反応集 「オタク女子研究」への反応(興味深いものをリンク) 再イオン化 腐女子言端の内と外 ※3/21の段階での反応 同人誌生活文化総合研究所 HAPPY HOUR 性犯罪報道と『オタク叩き』検証 さかさまつげ Applied Disgust Memo ネ タ の タ ネ 月鎌/Fの中のMの中のF watapocoの日記 河出書房新社|著者が語る|笙野頼子 (2006/04/21) Beltorchicca (2006/04/21) リンク集 daydreambeliever - 『オタク女子研究』個人的まとめ 各所の反応 はてなブックマークの反応 2ch 各種ブログ検索 やおい論参考サイト やおい論関連サイトリンク集 「腐女子」考察 (2006/04/20) ※独立項目へ移動 書籍ネット書店リンク http://www.amazon.co.jp/exec/obido
杉浦由美子『オタク女子研究』 副題に「腐女子思想大系」とあるように、腐女子の「思想」「生態」「日常」について書いたものである。 このサイトを読んでいるような廃人すばらしい人たちの中には「腐女子」とは何か知らない人はいないと思うが、念のために言っておくと、「やおい」や「ボーイズラブ」を愛好する女性オタクの自嘲的自称のことだ。 「やおい」は、すでにある漫画やアニメなどの著作物などを男性同士の恋愛に変換した「パロディ」(翻案もの)のことで、「ボーイズラブ」は、男性同士の恋愛を描いた創作のことである(もちろんこれとちがう定義もありうるが)。 「腐女子の生態」の章では、男オタクにとっての聖地であるアキバにたいし、腐女子の聖地であり「やおい」や「ボーイズラブ」が大量販売されている東池袋の状況とそこに集まる人々の「生態」をルポする。 つづく「腐女子の思想」の章では、腐女子が愛好している「やおい」「ボーイ
『オタク女子研究 腐女子思想大系』批判 昨年来の女性誌(苦笑)「AERA」が連発していたぬる~いおたく関連特集でいくつもの原稿を書いてきた杉浦由美子の『オタク女子研究 腐女子思想大系』(原書房)が刊行されたわけだが、これが読むに耐えないヒドイ本で。『アニパロとヤオイ』(西村マリ/太田出版)も大概いい加減な本だったが、エンガチョな度合いとしては、こちらの方がはるかに上だ。 本来ならば取り上げるのも馬鹿馬鹿しい程度の本で、批判することが逆に話題を呼ぶのでは? という意見もあるのは事実。しかし、いわゆる「オタクブーム」の中で、男性のおたくだけでなく、女性のおたくへの関心が増しつつあるのが、昨秋からの状況だ。男性おたくについて語った本については既に多数発行されているので、おかしな本が出ても自然淘汰されるだろうが、女性のおたくに関する関連書籍は非常に少ない中、こんな本が大手を振られても腹立たしいし、
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