米Microsoft Corp.の家庭用ゲーム機「Xbox 360」を分解し,メイン・ボードを取り出した。同ボードの外形寸法は,横方向が268mm,縦方向が210mm(最長部)である。縦方向の最短部は182mmだ。パソコンのメイン・ボードに例えれば,ほぼ「picoBTX」仕様(約267mm×203mm)の大きさと同じである。 表側には,思いのほか整然と部品が実装されている。中央部分には米IBM Corp.製で3.2GHz動作のカスタム・マイクロプロセサが配置され,そのすぐ隣に,高速FSB(フロント・サイド・バス)でマイクロプロセサと接続されたグラフィックスLSIがあった(マイクロプロセサやバスの仕様についてはこちらの記事を参照)。 このグラフィックスLSIのパッケージはSiP(system in package)になっていて,NECエレクトロニクス製のDRAM混載LSIと,台湾TSMC(T