2017年11月24日 慶応義塾大学矢上キャンパス テーマ:自然現象としてのウェブ ウェブを自然現象のように扱う - 鳴海拓志 ウェブは人間が生み出したシステムである。しかし、扱われるデータ量が莫大なため、人が制御できず、起きている現象は自然現象に近いものになっている。「そう考えると、我々が自然をコントロールしようとしてきた知識を用いれば、インターネット上で起こっている現象をうまく扱えられるのではないか」と、幹事の鳴海からテーマの意図が述べられた。本セミナーではそうした視点を持ち視座に立ち、以下のセッションが行われた。 1:自然のごとく複雑化したウェブシステムの自律的運用に向けて - 坪内祐樹(株式会社はてな) 「複雑なウェブシステムは人間が作っているにも関わらず、不思議な現象が発生し、まるで自然の気まぐれのように感じることがある」冒頭でそう語った坪内氏は、エンジニアである自分たちが作った