日本電信電話(NTT)は、国立大学法人大阪大学(阪大)および国立大学法人電気通信大学(電通大)と共同で、生物由来の「ゆらぎアルゴリズム」を仮想ネットワークの制御へ適用することに、世界で初めて成功したと発表した(ニュース・リリース)。この制御技術を適用することで、事前に予期できない災害や重大な事故が発生した場合に、迅速にネットワークを復旧することが可能になるという。 発表によれば、最近、クラウドの進展などに伴いネットワーク・サービスが多様化し、急激なトラヒック量の増減が発生しやくなっている。また、同一のネットワーク上で複数のサービスが提供されるため、サービスごとに安定したネットワークサービスを運用することがBCP(事業継続計画)の観点からも重要視されているという。 こうした課題に対応するためには、物理ネットワーク上に複数の仮想ネットワークをサービス単位で構築し、ネットワーク機能のカスタマイズ