マルチホームを行いつつ、フルルートを受け取るための強力なBGPルータを運用するのが、これまでの教科書的なAS運用でした。 JPNICからAS割り当てを受ける条件として「複数の自律ネットワークとの間でBGPにより接続し、外部経路制御情報の交換を行うこと」とあることからも、複数ASとのマルチホームが基本とされていることがわかります。 マルチホームが必要ない場合には、ASの割り当てを受けてBGP運用を行うのではなく、インターネットプロバイダからIPアドレスブロックを受け取るという方法でした。 しかし、昨今は、上位ASをデフォルトルートとしつつ、シングルホームでBGP運用を行いたいというASが登場しています。 基本的な経路は全て上位ASに依存しつつも、非常に強く繋がりたいASとはピアリングを行いたいというニーズが増えているためです。 こういった背景を踏まえつつ、設計されているのがINTEROP T