海運バブル “コロナ最高益”の不安 長年、バブルとその崩壊による赤字に四苦八苦してきた海運業界。新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な海運需要の急増による大混乱で、運賃が過去にないほどに急騰した結果、日本の海運会社は過去最高益となる見通しだ。業界を覆う異例の活況とリスクに迫る。 バックナンバー一覧 ロシア軍がウクライナの国境付近に集結。戦争前夜の様相を呈する今、商船三井はロシア北極圏でのLNG開発プロジェクトに深く食い込み、新たな砕氷タンカーの建造計画を発表するほど前のめりだ。特集『海運バブル “コロナ最高益”の不安』(全8回)の#3では、同社の乾坤一擲の賭けの成否を、トップの見解と共に検証する。(ダイヤモンド編集部 岡田 悟) ウクライナ情勢緊迫で日本も追加制裁は必至 ロシアに深く関わってきた商船三井の判断は? 氷に閉ざされた「世界の果て」。ロシア北西部の北極圏にあるヤマル半島で20