日本百貨店協会が19日発表した2008年の全国百貨店売上高は、新店を含む全店売上高ベースで前年比4・2%減の7兆3813億円と11年連続マイナスとなり、1986年(7兆1467億円)以来22年ぶりの低水準に落ち込んだ。 7兆円台後半の売上高が見込まれるコンビニエンスストアに初めて逆転を許すことが確実だ。既存店ベースでは同4・3%減と12年連続で前年実績を割り込み、マイナス幅は統計を取り始めた1965年以降で3番目の大きさとなった。 不振の最大の要因は、商品別で売上高の約4分の1を占める婦人服が過去最悪の6・7%減と低迷したほか、金融危機による株安などの影響を受けた高額品の美術・宝飾・貴金属が8・9%減と大幅に落ち込んだことだ。食品は0・3%増、化粧品が2・2%増と辛うじて前年を上回ったものの、紳士服など他の主要商品は軒並みマイナスだった。 流通主要3業界の08年の既存店売上高の伸び率は、コ