【広州(中国広東省)=川越一】広州アジア大会の12日夜の開会式で、北京五輪男子板飛び込み金メダリストの何衝(かしょう)選手とともに炬火(きょか)に点火した少女が、総合演出を担当した陳維亜監督の娘、佳雨(かう)ちゃん(7)だったことが発覚し、「大会を私物化している」などの批判が沸騰している。 陳監督は開会式前、娘を伴って中国国営テレビの取材を受けた際、「私の娘だ。重要な任務が待っている」と紹介。すると、佳雨ちゃんが「炬火に点火する役です」と“暴露”してしまった。 北京五輪でも、9歳の少女が歌った革命歌曲が別の7歳の少女が歌った“口パク”だったことが発覚。足跡花火もCGを使った合成映像だったことが暴かれるなど、ケチがついた。 ネット上には「中国人は世界の面前で裏口工作をした。これぞ中国の特色だ」などの批判が殺到している。 【関連記事】 射撃の堀水、松田が予選通過 アジア大会 卓球日