シリアへの軍事介入をめぐり、オバマ米大統領が8月31日、米議会の承認を求める考えを示したことを受け、オランド大統領が介入に同調する意向を示しているフランスでも議会承認の手続きを取るべきだとする声が高まっている。 オバマ大統領の会見内容が伝わると、野党国民運動連合(UMP)の国民議会(下院)議員団長、ジャコブ氏が「国連安全保障理事会決議なしに軍事行動を行うなら、議会に是非を問うべきだ」と述べるなど、米国に倣うべきだとの声が相次いだ。与党社会党所属で下院国防委員会のリアンシペル議員は「投票に付すかどうかは大統領が決めることだ」と話した。 ニュース専門テレビ局は「もともとは米英に追従しようとしていただけのフランスが最も突出しており、はしごを外された状態」とコメントした。(共同)