ワシントン(CNN) オバマ米政権の宇宙政策では、米国は有人宇宙飛行の分野で二流国か三流国に転落してしまう――。かつてアポロ計画で月面に降り立った元宇宙飛行士3人が15日、書簡でそんな懸念を表明した。 書簡は人類で初めて月面に降り立ったアポロ11号のニール・アームストロング氏と、アポロ17号のユージン・サーナン氏、事故を起こしながら奇跡的な生還を果たしたアポロ13号のジェイムズ・ラベル氏が連名で発表。「実際の宇宙船の操作から得られる経験とスキルなしでは、米国は平凡へと転落してしまう公算が極めて大きい。米国はリーダーであり続けたいのなら、目標を達成できる計画を遂行すべき」と指摘した。 オバマ大統領は15日にフロリダ州のケネディ宇宙センターで新しい宇宙政策を発表する予定だが、これは有人飛行計画から研究計画へと米航空宇宙局(NASA)の予算をシフトする内容になる。 アームストロング氏らは、NAS