安倍晋三元首相銃撃事件にからみ、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関連が問題化する中、そもそもなぜ「旧」統一教会となったのか、をめぐる疑問が浮上した。旧統一教会側は1997年に名称変更を当時の文部省(現文部科学省)文化庁に相談したものの、同庁は水際で拒否。以降、名称変更は認められてこなかったが、2015年の下村博文文科相時代に突如、変更が認められた。いったい何があったのか。(特別報道部・宮畑譲、中山岳)
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技能実習生が来日前に負担する費用などをめぐって、出入国在留管理庁が調べたところ、来日前に母国で借金をしていると答えた実習生は全体のおよそ55%と半数を超えました。 出入国在留管理庁によりますと、日本で働く技能実習生は、ここ最近でも年間5000人から9000人が失踪していて、背景には、賃金の不払いといった待遇の問題や、来日前の母国での費用負担をめぐる問題などがあるということです。 出入国在留管理庁は、母国での負担の実態を把握しようと、ことし4月までの5か月間に、ベトナムなど6か国の実習生2200人余りを調査し、ほとんどから回答を得ました。 それによりますと、全体のおよそ83%が来日前に母国の送り出し機関や仲介者に支払ったと回答し、総額の平均は、54万円余りでした。 国別では、ベトナムの実習生が最も多く68万円余り、次いで、中国のおよそ59万円、カンボジアの57万円余りなどとなっています。 一
自民党の工藤彰三衆院議員(愛知4区・4期)は26日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体から選挙応援を受けてきたことを明らかにした。毎日新聞の取材に「以前から付き合いがあり、2期目の選挙から支援してもらっている。電話作戦などを丁寧にしてくれる」と話した。 工藤氏は2019年10月、愛知県内で開催された教団関連の大規模イベントに出席。来賓を代表して「韓鶴子総裁のご指導のもと、一貫して結…
二之湯智国家公安委員長は26日の閣議後会見で、2018年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が開催した京都府のイベントで実行委員長を務めていたことを認めた。 二之湯氏は、京都市内にある自身の事務所近くに旧統一教会の事務所があるといい、「政治家はいろいろなお付き合いがある。平和の祭典、運動を起こすのでちょっと名前を貸してほしいというので貸した」と述べた。旧統一教会の会員であることは否定し、教義自体も「よく知らない」とした。 二之湯氏が「事実」と認めたイベントは、旧統一教会系の非政府組織が推進する世界的な友好親善プロジェクトである「ピースロード」。当日に参加したことも認め、「京都市が最後のゴール地点だったかな。そこで人が集まっていたので、一言お話をさせてもらった」と話した。 二之湯氏は参院京都選挙区選出の議員を3期務め、25日に議員任期満了を迎えた。引き続き国家公安委員長や内閣府特命
「世界平和統一家庭連合」旧統一教会をめぐり、自民党の茂木幹事長は、党と組織的な関係はないと強調したうえで、党所属の国会議員に対し、社会的に問題が指摘される団体との関係は慎重に対応するよう注意を促す考えを示しました。 自民党の茂木幹事長は記者会見で、旧統一教会との関わりについて「自民党として、組織的な関係がないことはすでにしっかりと確認している。党としては一切関係ない」と強調しました。 そのうえで、党に所属する複数の国会議員が、教会側の会合に出席したり、何らかの支援を受けたりしているなどと報じられていることを踏まえ「個々の議員に対しては、社会的に問題が指摘されている団体との関係は、国会議員としての立場を踏まえ、厳正かつ慎重であるよう注意を促していきたい」と述べました。 一方で、党として独自の調査などを行う考えがあるか質問されたのに対し、茂木氏は「まずは各議員にさらに注意を促していきたいという
岸防衛相は26日、旧統一教会に関連して「旧統一教会の方と付き合いもあるし、選挙の際にも手伝ってもらっている」と述べた。 岸防衛相は26日の記者会見で、旧統一教会との関わりについて質問されたのに対し、「統一教会の方と付き合いもあるし、選挙の際にも手伝ってもらっている」と述べた。 一方で、「具体的に運動員という形では手伝ってもらってはいないと思う。具体的には分からないが、(投票呼びかけの)電話作戦などがあったと思うし、ボランティアなどで手伝ってもらったケースはあると思う」と述べた。 その上で、今後の選挙でも旧統一教会の関係者に手伝ってもらうか質問されたのに対し、「あくまでもボランティアという形なので次の選挙でどうなるかはお答えできない」とした上で、「選挙なので支援者を多く集めることは必要なことだと思う」と指摘した。岸防衛相は銃撃されて亡くなった安倍元首相の実弟。 日本の将来を占う政治の動向。内
「NHK NEWS WEB」は7月12日、「安倍元首相銃撃 警察庁長官『ざんきに堪えない』 進退明言せず」との記事を配信した。 【写真】警察官僚ならではの雰囲気のある栗生官房副長官と逮捕状を握り潰された伊藤詩織さん *** 安倍晋三元首相(享年67)が7月8日に殺害され、警察庁の中村格長官(59)は12日、事件後初となる記者会見に臨んだ。記事から発言を紹介しよう。 《「安倍元総理が銃撃を受けて亡くなるという重大な結果を招いたことについて、警察として警護警備の責任を果たせなかったものと極めて重く受け止めている。警察庁長官としてざんき(編集部註:慚愧)に堪えない」》 元首相が凶弾に倒れるという重大事件が起きてしまったことに、中村長官は《警察庁長官としての責任は誠に重いと考えている》と述べたが、《私が果たすべき責任》として、 ◆警護警備の問題点を早急に洗い出し具体的な対策を検討 ◆このような重大
安倍元首相が銃撃され殺害された事件をきっかけに、いわゆる“統一教会”の「世界平和統一家庭連合」と政治家の関わりが続々と明らかになってきています。こうした中、約2年前に設立された世界平和の実現などを目的とする議員連合の役員名簿を入手しました。 ◇ 25日午前10時過ぎ、ややうつむきながら車に乗り込んだ山上徹也容疑者。奈良西警察署を出発し、約1時間後、鑑定留置のため大阪拘置所に入りました。今後、約4か月間、刑事責任能力を調べるための鑑定留置が行われます。 ◇ 山上容疑者が恨みを募らせ、犯行に至ったきっかけとみられている、「世界平和統一家庭連合」いわゆる“統一教会”。かつて霊感商法などが社会問題化した教団を巡って、今、問われているのが、教団と政治家の関係です。 2018年、“統一教会”の友好団体が岡山県で主催したというイベントで、来賓の代表として祝辞を述べたのが、自民党の逢沢一郎議員でした。 自
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