「名馬・名手の里、笠松競馬」。岐阜県・笠松競馬の場内に流れる実況放送では、各レースの冒頭にこのフレーズが必ず入る。名馬オグリキャップを輩出、名騎手だった安藤勝己がデビューし、中央地方の枠を越えて注目を集めた名門に衝撃が走ったのは、2021年1月のことだ。所属する騎手や調教師らによる馬券の不正購入が前年に発覚。その後も不祥事が相次ぎ、開催自粛に追い込まれた。自粛はずるずると9月まで延び、再開までの空白期間は8カ月に及んだ。初騎乗の直後に不祥事にぶつかった新人騎手の深澤杏花さん(20)は、この時をどんな気持ちで過ごしていたのか。競馬が再開されたいま、何を思っているのか。 【騎手の仕事は命がけ】 昼間は眺めのよい木曽川河畔のコースでは、深夜だというのに多くの馬の吐息やひずめの音がリズミカルに響き渡る。2020年4月にデビューした深澤杏花騎手はほぼ毎日、真夜中の午前1時過ぎから朝8時半ごろまで、3
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