スマートフォン(多機能携帯電話)内の電話帳データを抜き取るコンピューターウイルスを保管したとして、京都府警は30日、大阪市東淀川区、出会い系サイト関連会社役員、田川和弘容疑者(28)を不正指令電磁的記録(ウイルス)保管容疑で逮捕した。グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載したスマホ向けに「電池長持ち」「電波改善」「通話無料」などとうたった無料のアプリ(アプリケーションソフト)にウイルスが仕組まれていたという。 府警によると、スマホ向けでデータを抜き取るタイプのウイルスをめぐる摘発は全国初。約3500人が問題のアプリをダウンロードした可能性があるという。 容疑は8月10日、東京都文京区内に設置したサーバーコンピューターにウイルス8個を保管していた、としている。容疑を認めているという。 府警によると、田川容疑者は不特定多数にアプリ入手を誘うメールを配信。ダウンロードすると「お使いの機種には