黒上晴夫(くろかみ・はるお)先生 関西大学総合情報学部教授。メディアを活用した授業デザインやカリキュラム開発、「学び」に関するシステムや評価法などについて実践的な研究を行っている。『総合的な学習のための評価への羅針盤』(日本文教出版)『教育改革のながれを読む.高次な思考力育成を目指して』(関西大学出版部)など、著書多数。 「また新しいカタカナ言葉?」「ただでさえ忙しいのに」「評価基準なら学習指導要領で十分だろう」……そう敬遠される方も多いかもしれない。事実、黒上先生も開口一番「評価基準を作るのは、それはそれは大変です」とけん制する。 しかし、その大変さを補ってあまりあるほどのパワーを、「ルーブリック」は秘めているのだ。 下枠内でも解説している通り、ルーブリックとは評価基準のことである。絶対評価を行うための「ものさし」と考えると分かりやすいだろう。例えばここに、長さ9cmの棒があったとする。
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