書籍デザインに造詣の深いデザイナーのクレイグ・モッドさんが、iPadや電子書籍、そして書籍全体のあるべき姿について、考えてます。 彼によると、iPadは電子化された文書を読むうえで、KindleやiPhoneより優れているというだけでなく、独自の可能性(たとえば、絵巻物閲覧)があるとか。 そのわけは、続きでご説明します。 彼の定義によれば、世の出版物は「無定形コンテンツ(Formless Content)」と「定形コンテンツ(Definite Content)」のふたつに大別されます。 「無定形コンテンツ」とは、多くの小説や新聞記事がそうであるように、テキストのみで表現されるコンテンツです。ハードカバーでも文庫でもWebでも、また、レイアウトが変わっても、中身の意味そのものは変化しない性質のものです。 それに対し「定形コンテンツ」とは、イラストや写真、グラフなど、テキスト以外の要素も重要な
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