インターネットバンキングのパスワードが盗まれ、預金を奪われる被害が急増していますが、こうしたパスワードを盗み出すコンピューターウイルスに、先月までの1年余りで少なくとも国内の4万台近くのパソコンが感染したことが、セキュリティー会社の調査で分かりました。 国内などのセキュリティー会社3社は14日、合同で、インターネットバンキングを通じた不正送金の現状について説明会を開きました。 それによりますと、ネットバンキングから預金を奪う手口は、利用者のパソコンをウイルスに感染させてパスワードを盗み出す手口がほとんどだということです。 そして、そのウイルスには、セキュリティー会社がつかんだだけで、ことし3月までの15か月間に、少なくとも国内の4万台近くのパソコンが感染していたということです。 また、ネットバンキングで預金を奪われる被害は、個人の口座だけでなく、企業などの法人口座でも急増していて、法人口座