まず、口径の関係ですが、実は表記が必ずしも実際の弾の大きさとは関係がないかもしれない、ということがあります。 ご承知の通り、ライフリングがなされた砲には、厳密に言えばライフリングの山から山へ測った「口径」と谷から谷へ測った「口径」の2種類があるわけです。 このへんの「はかり方」は実は国やらメーカーによってまちまちであるので、数ミリ程度は誤差の範囲内です。 因みにソ連-ロシア軍は敵に比してやや(ミリ単位ぐらいで)大口径の砲を好む傾向があります。一説には砲弾の鹵獲再利用が念頭に置かれている(実戦でそうした例もある)からとも、カタログ上有利にみえるからともされますが・・・。 さて、第2に、WW2で一旦120ミリまで拡大した戦車の砲口径が一旦縮小したのか、という点についてですが、これはポストWW2における戦車の発展史と関連があります。 つまり、でかい砲に重装甲、ただし速度や展開能力は無視するという