Rue89Japonイタリアでベストセラーとなったエロティック漫画『Le Déclic』の作者ミロ・マナーラ氏が、女性たち、ヒューゴ・プラット、エロティシズムの力について語った・・・。 取材場所は、リュテチア・ホテル(パリ6区の老舗ホテル)のロビー。そこは赤いビロードのソファにカーテン、連鉄の衝立といった舞台セットさながらのインテリアで、バロック的官能の世界を描く作者にはうってつけのシチュエーションだった。 漫画の登場人物とは異なり、ミロ・マナーラ氏の印象は控え目で、こちらと目を合わすことなく話す様子は、奇想に富んだ『Le Déclic』のような漫画を描く作者とはとても思えない。多くの男性-女性も-の様々な幻想を漫画にしてきたミロ・マナーラ氏は、ライトブルーの瞳で自己の内面を深く見つめているようだった。そこにこそ無尽蔵のイマジネーションと記憶の源泉があるのだろう。 この時、ミロ・マナーラ