福島原発事故以来、現地に滞在して放射能に対する地域の方々の不安を 取り除くために活動されてきた山下俊一先生。 世界に類を見ない福島全県民約202万人の健康影響調査に取り組まれています。 医療人として福島の人々に接する山下先生の思いを作家の森福都さんが伺います。 作家 森福 都氏 (もりふく・みやこ) 山口県生まれ。製薬会社、病院薬剤師を経て作家活動に入り、1996年『薔薇の妙薬』で講談社X文庫ホワイトハート大賞受賞。97年『長安牡丹花異聞』で松本清張賞を受賞。その他『赤い月―マヒナ・ウラ』『愚者たちの楽園』など著書多数。最新刊は『楽昌珠』(講談社文庫)。 福島県立医科大学・副学長 山下 俊一氏 (やました・しゅんいち) 1952年 長崎県生まれ。長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授、医学博士。日本甲状腺学会理事長。専門は、内分泌・代謝学、甲状腺学など。長崎大学医学部卒業後、