●当初想定より16%減、処理まだ2割弱 県災害対策本部は7日、東日本大震災で発生したがれき(災害廃棄物)の発生見込み量を、当初の想定より16%少ない366万8千トンと発表した。処理が進んでいるがれきは2割弱で、大半は仮置き場に保管されていたり、未解体の建物だったりするという。 県は近く、今後の処分方法を示すことにしている。 震災がれきの見込み量について、県はこれまで壊れた建物や津波による倒木の数などに一定の係数をかけて437万9千トンと試算していた。仮置き場への集積が進み、全体像が把握しやすくなったことから、実態に近い数値を改めて算出した。当初見込みより減ったのは、半壊などの住宅建材が廃棄されずに使われたり、一部のがれきが海に流出し、陸での処分量に数える必要がなくなったりしたためという。 全体のうち、すでに処理が進んでいるのは67万2千トンだけで、残りは解体されずに残る家屋88万ト