要約 コロナ相談・受診の目安(37.5度以上が4日間続く)は、医療崩壊を防ぐために設定された基準ですが、一方で個人の自由を制限するというジレンマもあります。この基準がどのように誕生して、その後どのように消えたのかについて調べました。公衆衛生か個人の自由かという議論は明示的にはありませんでした。 本文:コロナ相談・受診の目安(37.5度以上が4日間続く)のからくり コロナ禍におけるレギュラトリーサイエンスの事例として、以前に本ブログでは以下の4つの線引き問題を取り上げてきました: ・ソーシャルディスタンス2m ・相談・受診の目安の「37.5度以上が4日間続く」 ・発症後8日間で職場復帰 ・都道府県ごとの自粛緩和基準 科学と政治の間にある純粋科学ではないものの正体はレギュラトリーサイエンスとして整理すると位置づけが明確になります。コロナウイルス対策では、発症後8日間で職場復帰、都道府県ごとの自