タグ

ブックマーク / genyu-sokyu.com (2)

  • 「中間」貯蔵施設の行方 | 玄侑宗久公式サイト

    福島県議会も福島県も、放射性廃棄物の貯蔵については、一旦双葉郡の大熊町や双葉町などで「中間」貯蔵するものの、三十年以内に県外に持っていくという条件で話を進めつつある。 しかしいったい、どこへ持っていくことが可能だというのだろう。 もしも三十年後、やっぱりどこも受け容れてくれません、ということになったら、どうするのだろう。 これは二〇一二年の三月、県の主催したシンポジウムで私が佐藤雄平知事に質問したとおりの疑問である。 三十年後、といえば誰も責任をとれる立場の人はいない。そんな約束を信じるんですか、と私は知事に訊いた。すると知事は、「信じるしかないでしょう」と答えたのである。 政治家として、そうあってほしいという願いは解らないではない。だから法制化してほしいということなのだろう。しかし代替え地が見つからなければ法律があっても話は始まらないのである。 なしくずしに「永久」貯蔵施設にされるのは、

    「中間」貯蔵施設の行方 | 玄侑宗久公式サイト
  • 玄侑宗久/福島民報/日曜論壇(45) 子どもの日の祈り

    未曽有の大震災から一年が経ち、各地で追悼の儀式が営まれた。実に多くの人々があらためて悲しみを深くし、それでも新たな一歩を踏みだそうとしているわけだが、中にはそうできない人々もいる。行方不明者が今も3000人以上いることが大きい。 この震災では、死亡届のための手続きが簡略化された。通常なら必要な死亡診断書がなくとも、いや、遺体そのものが見つかっていなくとも、今回は死亡と認定することにしたのである。 お盆を迎えるために、その前に死亡届を出した人も多い。死者が戻ってくる中に、万が一あの人が混じっていたら、きっと何の準備もしていない状況では困るだろう。家は流されてしまい、戻る家はないけれど、せめてお葬式をして位牌をつくってあげたい。そう思った人々も多かったようだ。 しかし、お盆を過ぎても死亡届を出さなかった人々もいる。ある家族は「まだどこかで生きているような気がするのだ」と言った。「え?」あまりの

    yajifun
    yajifun 2012/05/31
    ウチの婆ちゃんの話しのタネ。やっぱり顔を知られた人が発言すると影響力が大きい。
  • 1