プロ野球のキャンプインを2月1日に控え、斎藤佑樹(北海道日本ハム)ら新人投手に注目が集まっているが、打者で大器として期待されているのが横浜の2年目・筒香嘉智だ。昨季はファームで二冠王(26本塁打、88打点)に輝き、1軍デビュー後の10月7日(阪神戦)にプロ初安打となる本塁打を放った。筒香と同じ横浜高出身で、昨季は2軍打撃コーチとして指導した鈴木尚典氏は「将来は三冠王を取れる。松井秀喜のような選手」と断言した。自身も2年連続で首位打者を獲得した鈴木氏に、筒香の魅力と今後の課題について語ってもらった。 ■ドラフト当日に筒香にアドバイスしたが… ――横浜に入団する前の筒香選手の印象は やはり高校通算69本塁打を放ったということで、素材は素晴らしいものがあると思っていました。そんな選手がドラフト1位で横浜に入団してきて、まして僕にとっては横浜高の後輩でもありますから、ものすごく楽しみでしたね。