筆者:安達裕哉 1975年、東京都生まれ。Deloitteにて12年間コンサルティングに従事。マネジメント、IT、人事コンサルタント。現在はコンサルティング行う傍ら、学習塾の経営を行い、人材育成に注力している。 ブログ:http://blog.tinect.jp/ 人事評価制度のコンサルティングを行っていると、様々な要望をいただく。 「社員のヤル気を上げたい」「働いた人に報いたい」という前向きなものから、「人件費を削減したい」「低評価をつけて、特定の社員に辞めてもらいたい」というむき出しのものまで様々である。 ただ、かなり長いこと人事評価に関わっているが、経営者が「公平な評価をしたい」という会社には、ほとんど巡りあったことがない。 現場では人事評価に「公平さ」はあまり求められていないのだ。 人事評価は”会社のパフォーマンスを高める”ためにある なぜそのようなことが言えるのか。それは、人事評