創立からの節目の年などに合わせ、マスコットキャラクターを制定する高校が、兵庫県内で増えている。キャラクターブームを背景に生徒が考案した“ゆるキャラ”からデザイナーが手掛けた“本格派”まで、多彩な顔ぶれがずらり。愛校心を向上させるとともに、少子化時代に学校をPRしたい‐との思惑もあるようで、グッズ制作など活用方法はさまざまだ。 今年創立70周年を迎えた県立御影高校(神戸市東灘区)。国道2号沿いの横断幕に、一風変わったマスコットが描かれている。 「御影石がモデルの『みっしー』です。緩い感じがかわいらしいでしょう」と、デザインを考えた2年生の森田奈都子さん(17)。“ゆるキャラブーム”を受けて昨秋、生徒の投票で選ばれ、学校案内や文化祭のパンフレット、運動部の練習着などに使われている。 PTAにも好評で、オリジナルタオルが作られた。生徒会も、11月に開かれる記念式典に向けて着ぐるみを準備する熱の入