おでんが食べたくなる季節だが、ここはグルメ漫画「美味しんぼ」に2回も登場した専門店。関西で関東のおでんを指す場合を「関東煮」ともいうが、それに対して同店は「かんさいだき」。名付け親は森繁久彌さんで、理由は関西風の薄味だからだ。 場所は大阪メトロ中津駅から徒歩5分。店内は4人掛けのテーブル席が3つ。カウンター席もある。店主の松尾圭司さんは3代目で「ここは繁華街ではないので、ここを目指してきていただかないといけません。だから自家製にこだわっています」と話す。 14種類のすべてが味わえる「かんさいだきセット」は5100円(税込み、以下同)。単品は250~450円。アクが出るため、牛すじはない。今回は好みでロールキャベツ、大根、焼き豆腐、えび天、すまき、がんもどきを注文。ついでに、きゅうりの漬物300円も。まずは突き出しの卵豆腐が届いた。 ダシは、鶏ガラスープにモミジ(鶏の足)を加えて煮込み、鍋の