イスラエルによる連日の空爆で、ガザ地区では死者数が6500人(25日現在)を超えました。 こうした中、アメリカ政府はイスラエルを支持する姿勢を崩していません。 なぜアメリカはイスラエル支持を続けるのか。事態打開に向けた道筋はないのか。 政権中枢から長く中東情勢をみてきた、パネッタ元国防長官に話を聞きました。 (ワシントン支局長 高木優) 話を聞いたレオン・パネッタ氏とは 民主党のオバマ政権時に国防長官やCIA長官を務めたことで知られるパネッタ氏。 1990年代のクリントン政権時代には大統領首席補佐官として、イスラエルとパレスチナが2国家共存を目指すことを確認した「オスロ合意」など、中東和平に取り組んだクリントン大統領を影で支えてきた人物でもあります。 クリントン政権時代に大統領首席補佐官を務めたパネッタ氏(1996年) オバマ政権時代には、2011年の「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が中