コンビニエンスストア大手3社の今期はスタートから早くも実力の差が現れている。セブン-イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートの3社とも積極的な出店計画を打ち出しているが、ファミリーマートの計画にはすでに黄信号が点る。一方、セブン-イレブンは消費税率引き上げ後の4月以降も既存店売上高が前年同月比で増えるなど、強さが目立つ。 第1四半期(3~5月期)の決算はセブン-イレブンが営業総収入で前年同期比10.6%増の1780億円、営業利益は同12.1%増の552億円。ローソンは営業総収入が同2.0%減の1171億円となったが、営業利益は同17.6%増の168億円(減価償却方法の変更による影響を除いた実質は3.3%増の147億円)。ファミリーマートは営業総収入が同7.7%増の886億円となったものの、営業利益は同11.3%減の90億円だった。 苦戦するファミリーマート ファミリーマートは今201