妻の作ってくれた焼きそばにマヨネーズをかけて食べ始めたところ、一口も食べないうちにマヨネーズをかけるのは失礼だと咎められた。 食べる前に調味料をかけるのは一般的に失礼であるというのは聞いたことがある。しかし、焼きそばに対するマヨネーズについても当てはまるのだろうかと思考を巡らせた。 自分はマヨネーズをもって焼きそばが完成であると認識していたのに対し、妻はマヨネーズは過度な調味に当たると考えた訳である。 その後、焼きそばにマヨネーズをかける正当性について悶々と考える事もあったが止めた。大事なのは両者の合意であり、正しさではないからである。 今では、妻が作ってくれた焼きそばを食べる時は、必ず一口食べてからマヨネーズをかけるようにしている。これは両者が合意した儀式なのだ。 ちなみに、妻は冷やし中華もよく作ってくれる。これはなぜか、一口目からマヨネーズをかけることが許されている。