毎日新聞が18、19両日に実施した全国世論調査(電話)で国会議員の世襲について尋ねたところ、「世襲は避けるべきだ」との回答が48%、「有権者が選ぶのだから問題ない」が44%で、反対論と容認論が拮抗(きっこう)する結果となった。無回答は9%だった。 支持政党別にみると、自民支持層では「避けるべきだ」36%、「問題ない」54%。これに対し、民主支持層では「避けるべきだ」59%、「問題ない」36%と、ほぼ正反対の結果になった。公明支持層は「避けるべきだ」37%、「問題ない」50%だった。「支持政党はない」と答えた無党派層は全体傾向とほぼ変わらなかった。 世襲反対派の麻生内閣支持率は25%で、不支持率は55%。18人の閣僚のうち12人を世襲議員が占めたことへの批判が厳しい評価につながったとみられる。世襲容認派の内閣支持率は48%で、不支持は30%だった。 麻生太郎首相と民主党の小沢一郎代表は