国会法は通常国会を1月中に召集するよう定めているが、内閣改造・党役員人事の遅れが影響し、当初は今月中旬も取りざたされた召集日は、ずるずるとずれ込んでいる。 菅首相は7日、首相官邸で民主党の枝野幸男幹事長代理と会談し、国会召集や内閣改造などの日程について協議した。 枝野氏は今月28日が有力視されている召集日について、参院で問責決議が可決された仙谷官房長官と馬淵国土交通相を留任させることを前提に「強行突破するなら24日召集という手もある。野党は冒頭から審議拒否するだろうが、早い方がいい」と進言した。 通常国会の最重要課題は、2011年度予算案と予算関連法案の早期成立だ。枝野氏には、十分な審議日程を確保するには一日でも早い召集が必要だとの思いが強い。野党が審議拒否しても、結局は腰砕けになるとの判断もあるようだ。 しかし、首相はこの日も判断を先送りした。小沢一郎元民主党代表の国会招致問題も影響して