まちなかで見かけるベンチに、仕切りや手すりのような突起がついていることは「当たり前」の風景になっています。そんな「排除ベンチ」の一つが、先日、ツイッターをきっかけに形を変えました。〝突起〟が動いたのです。当初から〝突起〟に抵抗していたというベンチの制作者。実は、ベンチにある仕掛けをしていました。「みんな排除に慣れてしまっている」。制作者の言葉から、公共空間の過ごし方について考えます。 【画像】動いた”突起”はこちら。「排除」が「テーブル」に。オフィス街にベンチを置くと、こう変わった! 可愛らしいデザインで〝排除〟7月8日。東京都中央区の京橋に設置されたベンチに、作業員が集まりました。木製のベンチを1台1台裏返し、ベンチの座面を3つに区切っていた「突起」のボルトを外し、突起を動かしました。 このベンチは、今年4月、ツイッターで注目を集めました。木製で手すりや突起部分は赤く、おしゃれな見た目で