パキスタンで豪雨による洪水被害が拡大し、最大都市カラチで家屋が泥水にのまれ、所持品を抱えて避難する住民=AP 【ニューデリー支局】パキスタン南部シンド州で8月後半から続く豪雨による洪水被害が拡大し、少なくとも250人が死亡、被災者は約600万人に達した。被災地域は180万ヘクタールに及び、50万人近くが家を失った。 最大都市カラチでも多くの家屋が泥水にのまれ、住民らは所持品を抱えて避難した。 パキスタンは昨年夏、建国史上最悪とされる大洪水で2000人以上が死亡、被災者は2000万人を超えた。シンド州の一部はその被災地で、復興半ばで再び被害に見舞われた住民も多いという。