写真提供/時事通信 専務と常務は専務が上、なんてことがわかる人も、執行役員と取締役はどっちが上か知ってた? 会社に入ると次から次に出会うことになる肩書。入社前に理解しておこう。 まず、基本として理解しておかなければならないのは、役員と従業員。取締役という肩書のつく人たちは、実は従業員ではない。かつては従業員だった人も、一度退職して経営を担う役員になる。これが商法の取り決め。だが、同じ役員でも執行役員はそうでもないからややこしい。従業員のままでも役員になれるのが、執行役員なのだ。 そもそも取締役は、会社の重要な事項を決定する役割を担うが、執行役員はそうした決定の場には参加しない。決まった事項を実践し、業務を行うことに専念する。つまり、経営を担わない従業員のトップと考えるとよい。役員を序列するとこうなる。会長→社長→副社長→専務→常務→取締役→執行役員 専務と常務はどう違うのか、という疑