2018年6月26日、ソリトンシステムズは建設業に携わる顧客を対象に、「業務効率化とセキュリティ対策 ~建設業界での課題と事例を中心に~」と題したセミナーを開催した。本稿では、西松建設 社長室 ICT企画部 部長の古村文平氏による基調講演「操作ログを活用した業務分析の取組み」の内容をお伝えする。 西松建設が先を見据えて始めたICT活用 西松建設では、2018年4月1日に経営体制を刷新し、「西松-Vision2027」および「中期経営計画2020」を策定。建設投資や労働力人口の減少や、ICTの急速な進展、価値観の多様化など、経営環境が大きく変化している中で、「新しい価値をつくる総合力企業へ」をコンセプトに事業展開を進めている。 今回、操作ログを活用した業務分析に取り組んだ背景について、古村氏は次のように説明した。 「建設業界は、他の業界同様、働き方改革や生産性向上が重要な課題となっています。