制作:京都アニメーション 配給:松竹 京都アニメーション制作「響け!ユーフォニアム」シリーズの完全新作映画『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』が2019年4月19日に公開を迎えた。 本記事では原作「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」以降のネタバレも含めた感想を記載する。 原作とアニメのスパイラル構造 大幅に増した恋愛描写 一本の映画として観た場合ダイジェスト感が強い 圧巻のコンクールシーン 総評 原作とアニメのスパイラル構造 本シリーズは原作が並行して制作されているアニメから多大な影響を受けているのが特徴である。2巻以降が書かれたのはアニメ1期の制作があったからであり、久美子二年生編である第二楽章が書かれたのも2期が好評だった結果を受けての事だ。 影響の例を挙げるなら原作では描写されなかった部員がアニメ版オリジナルエピソードで大幅な設定の肉付けが成