遅れました、ユーカリです。 「君の名は。」と折り合いをつける話の第3弾です。 折り合いをつけたことで怒りの純度が下がり、更新が遅くなりました。めっちゃ長いのでお時間があるときに読んでください。 前回に引き続いて、プロオタクのtrickenさんから受けたレクチャーのあれこれをまとめていきたいと思います。 今更ですけどネタバレありますので未見の方はご注意。 前回は『セカイ系』作品の代表格「ひぐらしのなく頃に」を取り上げ、「君の名は。」との知られざる関係を明かしました。(みなさん驚いたことでしょう。) mantropy.hatenablog.com 『セカイ系』の文脈を深く知るゼロ年代の亡霊たちは、前記事の解釈で「新海監督おめでとう!おめでとう!」とエヴァ最終回並みの拍手を送れたのではないでしょうか。 しかし、新海誠に特に思い入れのない人間がこの作品と向き合うには、(当然ですが)もっと作品自体の