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ブックマーク / realsound.jp (2)

  • 『響け!ユーフォニアム』が守る古典的な映画らしさと、ドラマツルギーをあえて外す挑戦的姿勢

    この展開はプロの脚家が観たら、ドラマがないと指摘するかもしれません。でもこの映画は端からドラマツルギーをあえて無視して作っているところに新しさがあります。それは高校生活、さらには吹奏楽部という2度とないであろう時間全てを肯定するという意思です。作では青春という時間のかけがえなさをドラマではなく空気感で描いているんです。 作品の中にスマートフォンで撮った映像が出てきます。あえて縦型の映像で画質を落とし、音はモノラルでノイズも聞こえるという、アニメーションでありながら現実に近づけた演出がされています。そこでは登場人物たちが自己紹介をしているカットを入れているのですが、物語の流れとは違う時間軸の映像が挿入されることで、この映画に俯瞰をするかのような視点が加わっていました。まるで作品全体を思い出として振り返るかのような。そして、その何気ないスマホに残っていたであろう映像が、先にも書いた「かけが

    『響け!ユーフォニアム』が守る古典的な映画らしさと、ドラマツルギーをあえて外す挑戦的姿勢
  • 坂本慎太郎がたどり着いた“答え”「僕が作りたいような音楽を自分で作るのは不可能」

    慎太郎が、ソロ3rdアルバム『できれば愛を』を7月27日にリリースする。前作のソロ2ndアルバム『ナマで踊ろう』は、「人類滅亡後に流れている常磐ハワイアンセンターのハコバンの音楽」というテーマを担っていたが、今作は「夏休みの最初の日の朝っぽいアルバム」を目指し、自分の“声”と向き合った、ポップでシニカルなダンスレコードに仕上がっている。今回のインタビューは、前回【坂慎太郎はなぜ“人類滅亡後の音楽”を構想したか「全体主義的なものに対する抵抗がある」】に引き続き、聞き手に音楽評論家の小野島大氏を迎え、前作以降に起こった変化や今作の制作プロセス、さらには坂自身のポップス・ロック論まで語ってもらった。(編集部) 「鋭い音を一切排除して、中域の密度を重視した」 ーー今回も大変面白いアルバムでした。 坂慎太郎(以下、坂):あ、ほんとですか。ああ……(反応が薄い)。 ーーははは……前作から2

    坂本慎太郎がたどり着いた“答え”「僕が作りたいような音楽を自分で作るのは不可能」
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