「みなさん、今日はニュースがないです。良い一日でした。では、さようなら」-。ニュース番組がアナウンサーのこの一言で終わり、残った時間は風景をバックに音楽が流れる。新聞なら一面トップに「今日は目ぼしい記事はありません。紙面も少なくしました」と断り書きが入れられるなら、マスコミの有り様も随分と変わるのではないかと思った。 引き続きマスコミについて(妄想モード)です。「報道」という分野に限ってだが、「量」に応じて報道時間&紙面を日々自由に増減させられたら、無理にニュースを大きくしようとして誤解を招いたり、偏向しているのではないか、と疑われることはかなりなくなるのではなかろうか。ハト(記者)がマメ(ネタ)を食う本能は変わらないにせよ、マメへの飢餓感は薄らぐように思う。 「事件」は、日々平均的には起きてはくれない。得てして集中しやすく、何も起きないときは起きない。集中したとき、幾つかのニュースを次の