【衝撃事件の核心】神隠し殺人(上) 異常性欲の指摘も、コンピューター得意、33歳容疑者の“内面”は (1/5ページ) 謎に包まれ、「現代の神隠し」とさえ呼ばれた事件の容疑者は、涼しい顔で取材に答えていた2部屋隣の男だった。東京都江東区潮見のマンション9階で、OLの東城瑠理香さん(23)が帰宅直後に失踪した事件。多くの謎は謎ではなく、警察当局が明白な証拠がない段階で、任意の捜査しかできなかった“弱点”を突かれた結果だった。男は東城さんを殺害後、この1カ月間で徹底的に証拠隠滅したと供述している。警視庁は文字通り汗まみれで女性の遺体の捜索を続けているが、信じられない犯行に及んだ男の素顔と供述にはまだ謎が多い。今日と明日の2日にわたり、事件の核心をレポートする。(伊藤真呂武、高久清史)岡山出身、高校時代からコンピューターが得意で… 東城さんが忽然と姿を消してから37日後。5月25日に警視庁捜査1課