名古屋大学(名古屋市)は24日、指導していた学生らに対して不適切な言動を繰り返したとして、未来材料・システム研究所の40代の男性准教授を減給の懲戒処分にし、発表した。処分内容は、平均日給の2分の1を5月分の給与から引くというもの。24日付。 大学によると、准教授は2014年秋~15年12月、指導していた5人の男子学生・院生に対し、研究の進捗(しんちょく)状況報告会で「お前は病気だ」「大学を辞めろ」と発言したり、必要な資料を用意できなかった際に「けんかを売っているのか」と怒鳴ったりしたという。 16年3月に学生らが大学のハラスメント防止対策委員会に申し立て、委員会が「アカデミックハラスメント」に当たると認定した。准教授もこうした言動があったと認めているという。