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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (62)

  • 事業仕分けによる漢方薬の保険適用除外はどうやらデマ | 5号館を出て

    まさかデマとは思われないような感じで、大手マスコミ、テレビ、ラジオ、ネットに騒ぎが拡がっています。はては長厚生労働大臣までもが「漢方薬についても市販の物を買って保険から外しなさいと、こういうようなご指摘もあると聞いているが、そのまま受け入れるというのはなかなか難しい」(長 昭 厚労相)」(TBS Newsi)というコメントを出すなど、誰もが今回の事業仕分けで漢方薬を保険適用から除外すべきという結論が出たと思っていたと思います。上のコメントが出たニュースにもこう書いてあります。 事業仕分けでは、薬局で類似薬などが市販されている漢方薬は、医師が処方する保険適用から除外するべきとされましたが、長大臣は29日、結果を受け入れない姿勢を示しました。 私のところにも、漢方薬の指定除外の反対署名の情報が来たりしましたので、それは一大事と署名に応じようとしたりもしていました。 しかし冷静に考えてみる

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    yamifuu 2009/11/30
  • 飢えた子の前で科学研究は有効か | 5号館を出て

    「飢えた子の前で文学は有効か」 この言葉に初めて接した時に、人が単なる動物としてのヒトではなく、知性を持った人間であることの意味を考えてみろと言われた気がして、「大学生」になったことを実感した記憶があります。 最近ずっと考えているのが、「飢えた子の前で科学研究は有効か」ということです。 事業仕分け人たちがやろうとしていること、あるいは少なくとも建前として言っていることは、貧困国家である日でその貧困を解決するために、とりあえず税金を使って行う事業のうち、優先順位の低いものを仕分けていくということだと思います。 仕分けられる側が予算を主張するためには、その「論理」に対抗できるだけの「説得力のある理由」が述べられなければなりません。しかも、それがあらかじめ作文されたものではない証拠として、仕分け人と行う真剣勝負のディベートに勝たなければなりません。 全国あるいは全世界にリアルタイムで流されてい

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    yamifuu 2009/11/26
  • 公開でプレゼン・ディスカッションできる場で敗退した文科省 | 5号館を出て

    今日は文科省関連の事業仕分け作業があるというので気になっていたのですが、最後の2つはネット中継をみることができました。テニュアトラックやポスドク支援など若手研究者支援関係のものについては、ネット上で録音したものが配布されていたので、それをだいたい聞きました。 今感じていることは、こうしたチャンスをもらったにもかかわらずきちんと自分たちの予算を守る論戦を張れなかった文科省は最悪だったということです。話を聞いていると、どうやら今までにも行政刷新会議と何回かやりとりがあったようで、今日もどういうことを訊かれるかはだいたい予想できていたはずです。 それでいながら、あのていたらく 国立大学を事実上経営している機関ですから、いわば我々の上層部にあたる方々です。我々の生殺与奪を握っている予算に関して、胸を張ってどのくらい重要なものであるかを、いわば素人の委員達を蹴散らしてもらわなければ、我々としては頼る

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    yamifuu 2009/11/14
  • がんにならないハダカデバネズミの秘密の遺伝子 | 5号館を出て

    思わせぶりなタイトルを書きましたが、解説記事のタイトルもそうなっているので、ご容赦を。 Secrets of a cancer-free rodent がんの恐怖から解き放されたネズミの秘密 もう一つはこちらです。 Scientists Discover Gene That 'Cancer-proofs' Naked Mole Rat's Cells 科学者がハダカデバネズミでがんを防止する遺伝子を発見 ハダカデバネズミって、日でもかなり有名になったので、ご存じの方も多いと思いますが、砂漠の地下に住む社会性(生殖しない個体がいるので「真社会性」と言うのだそうです)ネズミです。こちらにRochester大学提供の写真があります。(Credit: Image courtesy of University of Rochester via Science Daily) 原著はオープンアクセスで

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    yamifuu 2009/10/28
  • タミフルがカモの泳ぐ京都の川で検出された 【追記 Nature blogでも取り上げ】 | 5号館を出て

    にとってとても重大なニュースだと思うのですが、なぜか海外から聞こえてきました。 Excreted Tamiflu found in rivers ヒトが排泄したタミフルが川で検出されたIf birds hosting flu virus are exposed to the waterborne pollutant, they might develop drug-resistant strains, chemists worry もしも、その川にいるトリがインフルエンザウイルスに感染していて、このタミフルにさらされたら、タミフル耐性のインフルエンザになる可能性があると、化学者が警告 Credit: PhotoXpress 科学と市民のための協会(Society for Science & the Public)が出している ScienceNews のサイトに出ています。 しかも、その

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  • クジラの新しい系統樹:カバとちょっと遠くなった | 5号館を出て

    私はそれほど(ほとんど?)哺乳類の系統進化には詳しくないのですが、クジラの系統の話にはいつも引きつけられます。特に、クジラがカバと近縁だという話を聞いてからは、クジラの進化の話題になるとアンテナがついつい動いてしまいます。 今日のScienceDailyニュースに、それがありました。 Getting A Leg Up On Whale And Dolphin Evolution: New Comprehensive Analysis Sheds Light On The Origin Of Cetaceans 新しい研究が、クジラの起源に光をあてた なんのことかわからないかもしれませんが、この紹介記事を読んでからオープン・アクセスの原著論文を読むと、そこにはきれいなイラスト入りの系統樹の図がたくさん載っていて、パッと視覚的にわかる気がします。 原著論文 PLoS One Spaulding

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    yamifuu 2009/09/25
  • Nature がついにオープン・アクセス・ジャーナル発刊に踏み切る - 5号館のつぶやき

    NatureとScienceだけは、雑誌を購読していない読者には決して記事を読ませないというポリシーを貫き続けていたのですが、その一角であるNatureがくずれることになったかもしれません。最初の発表は、読者向けに出されたメールであったようです。 NPG's annual letter to customers (2009) Nature出版グループからお客様へのお知らせIn April 2010 we will introduce Nature Communications, an online-only peer-reviewed journal offering rapid publication for high-quality research across the biological, chemical and physical sciences. Nature Commun

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    yamifuu 2009/09/25
  • イヌの毛のパターンは3つの遺伝子の組み合わせで決まる | 5号館を出て

    Science誌の速報版、Science Expressに載っている論文です。 Published Online August 27, 2009 Science DOI: 10.1126/science.1177808 Science Express Index REPORTS Submitted on June 16, 2009 Accepted on August 14, 2009 Coat Variation in the Domestic Dog Is Governed by Variants in Three Genes 著者はEdouard Cadieu 他たくさんの方々 膨大な数のイヌの遺伝子を解析して、その毛のパターンを決める遺伝子を探したところ、基的にたった3つの遺伝子の組み合わせで決まるという結果を示したものです。 解説記事がBBC NEWSにあります。 Variet

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    yamifuu 2009/08/29
  • カナダの高校生がプラスチックを分解する細菌を単離した【追記】1年前のニュースでした【追記2】獲得賞金 | 5号館を出て

    2009年 07月 31日 カナダの高校生がプラスチックを分解する細菌を単離した【追記】1年前のニュースでした【追記2】獲得賞金 結構昔から、プラスチックを分解する細菌がいるという話はあったと思うのですが、最近はどちらかというとそういう細菌を探すことよりは、そこらに普通にいる細菌によって分解される生分解性プラスチックの開発に重心が移ってきたように思っていました。 ところが、GIGAZINEが翻訳したWIRED SCIENCEには、高校生がプラスチックの買い物袋の分解することに成功して、カナダの科学祭で表彰されたという記事が載っています。もし、ほんとうならば大人達があきらめた夢を高校生が実現したことになります。 16歳の高校生が3ヶ月でプラスチックを分解する方法を発見(GIGAZINE) Teen Decomposes Plastic Bag in Three Months (WIRED S

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    yamifuu 2009/08/01
  • カロリー制限をすると病気にならず長生きできるか | 5号館を出て

    これまで、酵母、線虫、ショウジョウバエ、マウスなどいろいろな生物を使った実験で、栄養失調にならないようにしながらカロリー制限をすると寿命が延びるということが示されてきました。 しかし、それがヒトを含む霊長類にも適用できるかどうかを実験で示したものはなかったようです。今日のScience誌に載った論文で、サル(ニホンザルに近い仲間)を使ってカロリー制限をした実験結果が公表されています。このサルの寿命は27年くらいだそうですので、実験も20年以上をかけた長期戦でした。 結論はタイトルどおりです。 Science 10 July 2009: Vol. 325. no. 5937, pp. 201 - 204 DOI: 10.1126/science.1173635 Caloric Restriction Delays Disease Onset and Mortality in Rhesus M

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    yamifuu 2009/07/12
  • 東京大学は博士課程の定員を減らさない | 5号館を出て

    「博士が社会で活躍できる条件」というのがポイントなのでしょうが、禅問答みたいで良くわかりませんでした。 この手の話で、博士を社会を出すことばかりが議論されるのがどうも疑問です。「社会に出ない博士」…と書くとすごく嫌な言い方になりますが、アカデミアに残る人材は当に足りているのでしょうか?少なくとも東大の総長はそう思っているみたいですが。 きちんと研究が出来る博士を育て、彼らを業界に残す努力を直ちに始めないと、日のアカデミアは研究面でも教育面でも人材不足に陥るのではないかと思っています。その辺を定量的に議論することが必要と感じます。

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    yamifuu 2009/05/26
  • ダウン症のヒトが「がん」にかかりにくいことの原因遺伝子解明 | 5号館を出て

    21番染色体が3になることによって引き起こされるダウン症では、白血病などの血液性のものを除くと多くの固形がんの発症が有意に低くなることが大規模な疫学的調査から証明されています。他に糖尿病性網膜症やアテローム性動脈硬化などの血管関係の病気が少ないことも知られています。 21番染色体上には231個の遺伝子があることが明らかにされており、その中に原因遺伝子があると考えられます。例のでも言及してありますが、マウスでヒトの21番染色体に相当する16番染色体を3持ったマウスを使って実験したところ、不思議なことにEts2というがんを作らせる原因として知られているがん遺伝子(発がん遺伝子、がん原遺伝子)が、過剰に働くことによってがんが起こりにくくなるという、一見不思議な論文が去年の一月に出ています。 Nature 451, 73-75 (3 January 2008) doi:10.1038/nat

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    yamifuu 2009/05/23
  • 感染者が増えているのではなく、すごいピッチで検査が進んでいる | 5号館を出て

    時々テレビなどにも登場している、メチャメチャかっこいいWHOのメディカルオフィサーの進藤奈邦子さんの言葉に強く共感しました。 <新型インフル>WHO医務官、関東への拡大「注意が必要」「軽症の人たちを通じ各地に広がっている可能性がある。特に、関西と関東は人の往来が激しいから、関東でも注意が必要だ」と述べた。 誰が考えても、これだけ関西で広がっているのですから、東京に感染者がいないはずはありません。 マスコミなどには進藤さんの次の言葉をかみしめていただきたいと思います。 確認数の急増については「1人目の確認を機に一挙に診断が行われた結果だろう。すごいピッチで検査が進んでいる」と語り、日の検査能力の高さを反映したものだと説明した。 東京でも同じような検査を始めたら、一気に1000人のオーダーで「感染者が増加」しても不思議はないと思います。 もはや、この状況下では、ニュースの度に感染者数を数える

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    yamifuu 2009/05/19
  • 偽装雑誌の拡大とエルゼビアの謝罪 | 5号館を出て

    TheScientist は、おもしろいですね。例の偽装雑誌事件の続報が出ました。 News: Elsevier published 6 fake journals (最初の記事では7誌となっていましたが、訂正 「エルゼビアは6つの偽装雑誌を出版していた」) 今度の矛先は、メルクよりはエルゼビアになっています。TheScientistの取材に対して、エルゼビアの広報担当がe-mailで明らかにしたところによると、エルゼビアのオーストラリア部門では2000年から2005年にわたって、例の Australasian Journal of Bone and Joint Medicine 以外に、同じように一般の査読付きの学術雑誌を偽装したものを5誌(あわせて6誌)出していることがわかりました。 the Australasian Journal of General Practice the Au

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    yamifuu 2009/05/08
  • メルクが偽装科学雑誌を出版していた | 5号館を出て

    The Scientist という科学雑誌がありますが、そこにタイトル通りのとんでもない大スクープ記事が出ました。 News: Merck published fake journal メルクがニセの科学雑誌を出版していた technobahnの日版に簡単な紹介記事がありますので、ご覧ください。 嘘を嘘と見抜ける人でないと学術専門誌を読むのは難しい? 米科学雑誌が警告 The Scientist の記事によると雑誌名は Australasian Journal of Bone and Joint Medicine です。北大図書館の電子ジャーナルの一覧にないかと調べたりしているうちに、その雑誌のタイトルがよくある Australian Journal ではなく、 Australasian Journal だということに気が付きました。オーストラリアとアジア地域のジャーナルという意味でしょ

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    yamifuu 2009/05/07
  • 完全に無性生殖だけで生きるアリ | 5号館を出て

    どこかの知事選挙で「完全無所属」ということで出馬して当選した人もいたようですが、このたび「完全無性生殖」のアリが発見されました。 多くのアリやハチでは、有精卵と無精卵を産み分けて、有精卵は女王かワーカー(働きアリ、働きバチ)で、無精卵は雄になると、講義で習ったように記憶しています。しかし、先日はヤマトシロアリでは女王が単為発生で作られるという衝撃的な論文が出るなど、まだまだ性をめぐる不思議な現象は続々と出てきそうな気配があります。 Science 27 March 2009: Vol. 323. no. 5922, p. 1687 DOI: 10.1126/science.1169702 Brevia Queen Succession Through Asexual Reproduction in Termites たとえオスになるとしても、単為発生で卵が発生する能力を持っているアリ、ハチ

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    yamifuu 2009/04/17
  • ありそうもない化石が掘り出された | 5号館を出て

    動物の化石というと、恐竜を筆頭に脊椎動物の骨の化石やサンゴの骨格や貝殻などのようにカルシウムなどを含む硬い組織だけが(もちろん他の鉱物などに置換されることも多いのですが)保存されるのが普通です。しかしながら、そうした硬い組織を含まないものでも「幸運」が重なると何千万年、何億年も残ることがあります。タコの化石はそうしたものの中でも特に保存されにくいものと考えられており、中生代以前のタコの化石は現在に至るまでたった1例しか報告がありません。しかも、それは100年以上前の1896年のものです。 古生物学の専門誌 Palaeontology の最新号に載った論文には、そんな珍しいはずのタコの化石がレバノンの石灰石の中から一気に5匹分も発見され、そのうち3種が新種として報告されています。9500万年前の地層に埋まっていたこれらのタコは、現存のタコとほとんど同じ吸盤のある8足という姿形をしており、墨

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    yamifuu 2009/03/19
  • 白髪の原因が明らかになった | 5号館を出て

    白髪は典型的な老化症状のひとつですが、特に健康被害があるわけではありませんし、洋の東西を問わず知恵の象徴と考えられていることや、最近の染色技術の発達で比較的簡単に隠すことができることから、それほど深刻に語られることがないものです。しかし、もしもそれを阻止する方法が発見されれば、それは老化防止とつながるという期待も持たれていますので、話題になることも多いと思います。 一昨日出た論文で、白髪の原因は過酸化水素(H2O2)だということが示されました。 Senile hair graying: H2O2-mediated oxidative stress affects human hair color by blunting methionine sulfoxide repair The FASEB Journal article fj.08-125435. Published online F

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    yamifuu 2009/02/26
  • 卒業研究の研究室選び | 5号館を出て

    大学や学部によっては、もう3年生のうちから卒業研究が始まっているところもあるようですが、多くの大学ではそろそろ3年生が来年度の卒業研究の研究室を選ぶ時期ではないでしょうか。私は文系のことはまったくわからず、自分が所属するところと、見聞きすることのできる狭い範囲のことしか知らないことを承知の上でですが、研究室の選び方について、ひと言ぶってみたいと思います。 かつて私は、卒研というものは大学院や就職とはまったく関係なく、ちょっと大型の学生実習程度の認識で、気軽に研究室を選んでおけば良いのではないかと考えていました。特に先生との相性や、大学院へ進学した時の研究との連携などもそれほど深刻に考えずに、やってみてうまくいかなかったら大学院進学のところであっさり方向転換すれば良いし、むしろその先の大学院とは違う経験をしておくことはベターなことではないかと思ってすらおりました。 今でも、博士後期課程まで進

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    yamifuu 2009/02/04
  • 研究成果を必要とする人々が科学者を直接サポートする | 5号館を出て

    今朝の朝日新聞の記事に目がとまりました。 患者団体が1型糖尿病研究を助成 根治療法開発めざす 日では研究をサポートしてくれるのは、ほとんどが政府系それも文部科学省を中心とする財源です。もちろん、医学系の研究ならば厚生労働省や企業からの研究費も期待できます。しかし、政府系の研究費にしても、大企業系の研究費にしても、結局は「国民の声」や「消費者の声」という多数派を代表することになってしまうのは、「資主義」あるいは「民主主義」というものの限界なのかもしれません。 そんな中で、自分たちを悩ませている病気を治すための研究をして欲しいということで、患者さんを中心とする組織が直接研究助成に乗り出したというニュースは、ブレークスルーを感じさせてくれるものでした。 患者団体が1型糖尿病研究を助成 根治療法開発めざす  1型糖尿病に苦しむ患者や家族らでつくるNPO法人「日IDDMネットワーク」(井上龍夫

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    yamifuu 2009/01/28